院長BLOG

外科矯正治療(開咬)18.05.26

外科矯正 その3(開咬)
目的
上下顎の垂直的位置関係が悪く、そのため、上下の噛み合わせも悪くなってしまいます。つまり噛まなくなってしまいます。歯科矯正は、このような症例に対し歯の萌出している土台の顎を改善することはできません。その結果、上下の歯をかみ合わせるために、前歯を引っ張り出したり、奥歯を悪化したりします。見た目は少し良くできますが、本来あるより良い機能回復は望めません。
この本来あるより良い機能回復を行うため、まず上下顎骨の関係が良くすることにより、歯を正しい位置傾きを付与することができます。その結果、噛む力もよくなり歯も長持ちするようになります
外科矯正治療の流れ
手術は上下顎骨の関係を正しくするものです。歯を動かさないでこの手術を行った場合、まったく噛むことができず、顎の位置も変わってしまう可能性があります。そこで、その手術の際上下の歯が正しくかめるよう手術前矯正を行います。この矯正は手術後に噛めるようにするため、手術前においては徐々に噛めなくなり、その症状を(受け口や出っ歯、開咬など)より悪い状態にしてしまいます。しかしそのことが、手術をよりよくすることにつながります。
開咬
このかみ合わせの場合、口が閉じない場合が多いです。いつも口を開けている状態です。この原因として、舌の問題があります。一つは舌が大きくて上下の歯列の中に納まらない場合です。このようなケースはあまり多くはありません。しかしこのような状態の場合歯列からはみ出た舌は常に、上下の歯の間に存在します。その結果、舌のないところの歯は上下で咬合をしますが、舌のある所は歯が噛んできません。その部分の開咬となるのです。
もう一つは、舌の機能が悪い場合です。舌は普通どのような状態にあるのでしょうか?本来、舌は口を閉じた状態の時、上顎の内側に全体的に接触している状態にあります。このような状態を、矯正治療終了後獲得されていない場合、後戻りを生じることがあります。
舌のトレーニングが非常に重要です。
治療
矯正にて上顎及び下顎の歯並びをそれぞれに並べてゆきます。開咬がもっと大きくなることがあります。しかしそれは、手術によって改善します。その手術は、上顎のみを切って後方部を上にあげることにより、下顎が反時計回りに回転し開咬が改善される方法。その際下顎が前方に出すぎてしまう場合、下顎も切り上顎に合わせます。その後、術後矯正を行いよりよく咬合ができる状態にします。

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