院長BLOG

外科矯正歯科における外科手術の流れ19.07.10

外科矯正歯科における外科手術の流れ
外科矯正は大きく歯科矯正により歯を動かす部分と、外科手術により顎を動かす2つがあります。順番は、歯科矯正、外科手術、歯科矯正の順に行われます。
ここでは、外科手術に関して、その流れを書いてゆきます。
外科矯正の入り口は、2つあります。矯正歯科に行く場合と、顎切を行う口腔外科に行く場合です。口腔外科に行った場合、そこでは歯科矯正ができないので、近くの矯正歯科を紹介されることになります。矯正歯科に行った場合、その場で検査等が始まります。
矯正歯科にて外科矯正が適用となった場合、全身状態に問題がある場合、将来外科手術が可能かどうかの判断を、手術を行う病院等に確認をしてもらうことが必要になります。そこで、手術を行う病院を決定し、その病院に行っていただき、検査をしてもらいます。その結果を見て術前歯科矯正を開始します。
術前矯正を行い手術ができる状態になったところで、手術を行う病院に行っていただき、手術の予約を取ってもらいます。
手術は全身麻酔で行うため、麻酔の検査があります。1か月前に血液検査、心電図胸部レントゲン、頭部レントゲンなどを撮影し、その日は終わります。術前2週間前頃検査の結果および、麻酔科の審査があります。
矯正歯科では、歯型の採得、顔写真、口腔内写真、レントゲンなどの検査を行い、レントゲンおよび模型から、上下骨切りの場合は、上顎骨の移動方向および移動量を決定します。
その後下顎骨の移動方向および移動量を決定します。それぞれの状態で噛むことのできるプラスチックの板を作成します。
その資料を基に、顎切をする口腔外科の先生と手術について相談を行います。
 手術前日か2日前に、入院をします。
手術当日、手術場に入ります。全身麻酔のため、麻酔がかかったのち意識はありません。
手術後、麻酔を徐々に醒ましていきます。その後集中管理室にてしっかり目が覚めるまで管理します。目が覚めましたら病室に戻ります。毎日術後審査を行います。1週間から2週間後退院となります。

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