院長BLOG

矯正歯科に用いるアンカーについて22.02.07

矯正歯科に用いるアンカーについて
  • アンカーの目的

矯正において歯を動かすときに、作用反作用により両方が動きます。
動かしたくない歯を動かさないために、アンカーにより加強固定します。
これにより、動かしたい歯が動き動かしたくない歯は動きません。



  • アンカーの材質

アンカーは純チタンが使われています。そのため、骨としっかりと付くことはなく骨との摩擦で止まっています。また矯正が終わった際にアンカーは外します。外す際は逆回転をさせるだけです。麻酔もほとんどいりません。



  • アンカーを打つ手順

アンカーは、歯と歯の間の骨の中に打ちます。しかし、骨の中に神経がないので中は痛くありません。
ただ、歯肉には神経があるので多少痛みがあります。そのため、歯肉には麻酔を少量打ちます。
次にアンカーを、ドリルを用いてゆっくりと打ってゆきます。この時、骨が固くアンカーが入っていかない場合、アンカーを打つ前に、骨に穴を開けるドリルを用いて穴を開けます。
その後、アンカーを打ちます。このアンカーが歯の根にあたることになる場合、根の周りには神経があるので痛みが出ます。この場合、場所を変えて打つ必要があります。
リスク
アンカーは骨との摩擦で止まっています。そのため、生理的にアンカーの周りのコツが緩み外れることがあります。その場合、再度打つ必要があります。

アンカーを打つ手順.jpg

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