院長BLOG

第74回日本矯正歯科学会に参加しました15.11.24

11月18日から福岡県福岡市にて学会が開催されました。

この学会で気になった発表は、矯正用アンカーを外れにくくするための工夫でした。
矯正用アンカーとは、前歯を後ろに引っ張るときに、後ろの歯(大臼歯など)を固定にして引っ張りますが、作用反作用によって後ろの歯も少し前に動きます。
この状態を防ぐために矯正用アンカーが開発されました。
しかし、矯正用アンカーは骨との嵌合力のみで止まっています。そのため骨吸収が起きると外れてしまいます。
そこで今回の発表ですが、
1つ目は、骨と接触する面に骨と生物学的に接着するものをコーティングする方法です。この問題点は、接着力が強すぎた場合外れにくくなることです。
2つ目は、生体親和性の良い素材でアンカーを作ることです。これはいずれ生体に吸収されなくなってしまうので外す必要がないことです。この問題点は、いつまで吸収されずアンカーの役目を果たすかです。
どちらの研究もすぐに臨床で使えるものにはならないと思いますが、そんなに遠くない時期に臨床応用されると思います。
楽しみな研究です。

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