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院長ブログ
マウスピース矯正を失敗しないために
マウスピース矯正を失敗しないために
マウスピース矯正を成功に導くために、その利点欠点を理解し努力する必要があります。
その利点欠点について書いてみました。よく理解したうえで、選択してください。
マウスピース矯正の利点
1. 透明な装置にて歯をカバーするようにつけるため矯正をしているように見えません。審美性に優れています。
2. 取り外しができるので、歯ブラシがしやすく、虫歯にもなりにくいです。もちろん、マウスピースだからと歯を磨かなければ虫歯になります。
マウスピース矯正の欠点
1. マウスピース矯正は必ず1日約20時間以上口腔内に入れておかなければならない。
歯が動くためには四六時中歯に力がかかっていなければならず、マウスピースを口腔内に入れておかなければ、歯に力がかからず、歯は動かなくなります。
そこに次の新しいマウスピースを入れてしまうと、歯とマウスピースにずれが生じてしまいます。初期であればしっかり入れ続けることで改善できますが、同じように入れる時間が短い場合、徐々に合わなくなり、最後にははいらなくなります。
しっかり入れ続けることが必要です。
2. マウスピースをしっかり入れてくださいと書きましたが、これは、マウスピースが歯に密着している状態をしめします。密着することにより歯は目的の位置に動きます。歯とマウスピースが浮いてるような場合、うまく動きません。
3. ワイヤー矯正は開発されて100年以上たっています。そのため治療方法も成熟したものになっています。しかし、マウスピース矯正は開発されて約30年程度のため治療方法がまだ定まっていません。そのため、いろいろな先生がいろいろな方法を考えて治療をしています。マウスピースは最初から最後まで作ってきますが、難しい症例ほどマウスピースの枚数が増えます。と同時に枚数が多いほど治療結果にずれが生じてきやすいです。その際治療経過又は結果にずれが生じてきます。そこでその状態から再度新しいマウスピースを作ることになります。
マウスピース矯正でうまくいかない場合、ワイヤー矯正にて治療する場合もあります。
以上のことをよく考えて選んでください。