院長ブログ

24.02.26

大人の矯正は何歳までできるでしょうか。


1矯正の目的
 矯正は上下の歯が正しい位置で咬合することにより、機能的によりよく食べることができるようにすること。切って、すりつぶして、胃に送ることができることです。
またその状態が長く維持できること。舌の外側に向かう圧力、唇や頬の内側に向かう圧力、そのバランスの維持できるところに歯は維持されます。舌の機能が悪い場合、舌のトレーニングが必要になる場合もあります。
2歯が動く理由
 歯が動くためには歯およびその周囲組織が正常な状態でなくてはなりません。
歯の周りには、歯根膜という薄い膜が骨と歯根の間にあります。歯に力を加えた場合反対側の歯根膜が圧迫されます。その圧迫により骨を溶かす物質が出てきます。力を加えた側は歯根膜が拡がります。膜が引っ張られる状態です。これにより骨を作る物質が出てきます。この二つの作用により歯は動きます。
歯と歯根膜と十分な骨の幅がある状態の時、矯正力により歯は動きます。
3歯が動かない理由
 歯と歯根膜と十分な骨の幅がある状態。このどれが欠けても歯は動きません。
歯がなければ、歯は動かせません。
歯根膜がない場合(歯をぶつけたりするとこのようなことが生じる場合があります)歯根と歯が接しているため、骨の吸収や増成ができないため、歯が動きません。
骨の量が少ない場合、歯根を維持する骨が少ないため、歯の移動に制限がかかります。(歯を抜いて時間がたつことにより骨が痩せてくる状態です。また、歯周病により骨が減ってしまう場合も同じです。)
4矯正ができる環境
 歯 動かすことのできる歯があること。
 歯根膜 動かしたい歯に歯根膜があること。
 骨 歯を動かせる十分な骨があること。
 歯周組織 歯を動かすにあたり歯周組織が健康であること。
 以上の条件がそろった時、年齢にかかわらず歯科矯正は可能です。
5矯正ができない環境
 歯 動かしたい歯がない場合
 歯根膜 動かしたい歯に歯根膜がない場合
 骨 歯を動かしたい場所に、十分な骨がない場合
 歯周組織 歯周病等により歯を支える骨が少なくなり、歯周組織に炎症が見られる場合

条件さえよろしければ歯科矯正は可能です。
一度ご相談ください。

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